おはようございます。
富士山在住のマーさん@富士の麓で考えるブログ です。
富士山のトイレ問題、環境問題、
富士山のこれからのあり方について
皆さんと一緒に考えたいです。
ここでは毎回
メディアで取り上げない、
登山愛好者の発信するブログでも触れない、
国や自治体などの観光、環境整備関係者もろくにアナウンスしない
「富士山のトイレ事情」について
掘り下げて書いていきたいと思います。
*-*-*-*-*-*
結論から言います。富士山における環境配慮型トイレは
足りていません。
前回で
バイオ処理系トイレの1日の処理能力の話をしました。
100回分/1日 です。
100回/1日使用したときどうするのか?
山小屋の管理者などカウントを見て
許容量に達したと判断すると
「使用中止」と扉に鍵をかけ使えなくしてしまいます。
なぜなら
翌日以降のトイレ利用に支障が出てしまうからです。
しかたのないことです。
40数個もあるのに足りないの?!
いいですか、
これから単純計算をします。
何箇所かある燃焼式トイレの処理数は一概に100回/1日とは言えないので
参考までの話として聞いてください。
今、年々増え続ける富士登山者。
静岡県側、山梨県側合わせて
約32万人が富士登山をされています。
※追記(2014.07)
世界遺産登録元年の2013年は
37万人に達したとの説もあります
登山者カウントのための赤外線カウンターをつけていたけれども
不調で全て数えきれていないため推測数
世界遺産登録元年の2013年は
37万人に達したとの説もあります
登山者カウントのための赤外線カウンターをつけていたけれども
不調で全て数えきれていないため推測数
山梨県側の山開き7/1、
静岡県側山開き7/10、より9月半ばまでの
約40日間で、です。
その間、多い日もあれば少ない日もあるでしょうが
お子さん方が夏休みに入った頃が一番多く
富士山五合目以上に
1万~2万人が登頂中
といった状況が何日も続くわけです。
中にはもちろん
山小屋で宿泊をされる方もいて
2~3日間に跨がって五合目以上に滞在される方も
いらっしゃったりするわけです。
五合目以上でトイレが使用できる回数(許容数)は
100回分/1日 × 約40箇所 = 約4000回分/1日。
利用したい登頂中の人の数、1万~2万人。
あなたは1日に何度トイレに行きますか?
最低2,3度は行きますよね。
1日数万回分のトイレがなければいけないのに
約4000回分/1日しか許容量がない
さて
皆さん どうされているのでしょうか???
参考までに、と前置きをしましたが
これが富士山のトイレ事情の本当の話です。
なぜか
ここに触れる方がいません。
マーさん@富士の麓で考えるブログ。
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