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2014-07-25

タバコのポイ捨てのないキレイな社会が実現できたのだから。[富士山トイレ問題]

おはようございます。
富士山在住のマーさん@富士の麓で考えるブログ です。
富士山のトイレ問題、環境問題、
富士山のこれからのあり方について
皆さんと一緒に考えたいです。

ここでは毎回
メディアで取り上げない、
登山愛好者の発信するブログでも触れない、
国や自治体などの観光、環境整備関係者もろくにアナウンスしない
「富士山のトイレ事情」について
掘り下げて書いていきたいと思います。

*-*-*-*-*-*



まじめな話です。



調査し始めて
疑問だったことがあります。
疑問、というか「怒り」「憤り」といったほうが
正しいでしょうか。


 なぜ
 登山愛好家やハイカーのブロガーは
 この「トイレ問題」、現場の現実を
 語ろうとしないのでしょうか。



私には「これだろう」という理由が
なんとなくわかっています。

みなさんも考えてみてください。
そのことについてはまた書きたいと思います。




(2014.02.07 静岡新聞 朝刊)
 *「富士登山にはトイレ持参を」



さて
アラフォー以上の世代
40代、50代、60代、70代の方なら
覚えていると思いますが

以前の日本社会、
特に 街、道、駅。
タバコの灰、吸い殻が落ちているのは当たり前でした。

駅のホーム… 灰で黒くなっちゃうんですよね。
臭いもキツかった。
水たまりが茶色く濁るんですよね。
独特のニオイ…。


喫煙者が大多数で
公共の場でも職場でも家の中でも
モクモクとしているのが「当たり前」で
服に臭いがつこうが 非喫煙者がいようが
おかまいなし。


でもそれが「当たり前だった」のですよね。



それから
数十年。20年くらいかな?

ガラッと変わりました。


喫煙者は喫煙場所で。
吸い殻のポイ捨てがなくなりました。
公共の場でも職場でも家の中でも
非喫煙者にちゃんと配慮してくれるようになりました。



どうでしょう。

このキレイになった社会。


昔のモクモクして
灰や吸い殻が
あちらこちらに捨てられていた時代は

それが「当たり前」だったから
ある程度平気でした。



でも 今、
その当時、その時代に
戻ってもいいと思いますか。


今の「当たり前」のほうがいいと思いませんか。


タバコの灰や吸殻のポイ捨てが
なくなるまで

いろんなキャンペーンやクリーン作戦
お店や企業の姿勢改善が
ありました。

一般の方々にも
タバコの灰やポイ捨てをしない
している人がいたら忌諱し非難し注意する

そんなマナーがしっかりと定着しました。


何年も何年もかかりましたが

変わりました。



人の意識は変わっていくものです。



山。 自然。

今までの「当たり前」はどうだったでしょう。


ゴミ問題。

昔は酷かったですが
今は
ゴミ拾い活動に行っても
なかなかゴミが拾えないくらい
キレイになっているとのことです。

(御殿場山岳会所属の方の 昨今の登山道での話)
(尊敬するアルピニスト野口健さんの活動されているのは
 もっと麓の大がかりな違法企業廃棄物的なものです)



マナー、意識が変わってきている。

だって
そのほうが気持ちいいから。


トイレの方は
山小屋のトイレが使えて「当たり前」で登り
使えなければその道脇、山小屋の影でしてしまうのが「当たり前」。
今も変わっていません。


トイレの事も、変わらなくてはいけないのでは
ないでしょうか。


毎日毎日
何千人もの登山者が
設置トイレ使えず 野外排泄。

この現状は変えなければいけないのでは
ないでしょうか。



一番現実的で効果的な対策は
本来は
設置トイレの許容量に合わせた
登山者総量規制です。

ただ1日666人しか許可できません。
(マーさん試算による)
 富士山のトイレ事情(6)適切な登山者数を試算してみる
 |富士の麓で考えるブログ。
 http://ameblo.jp/iwama-jacs/entry-11895534239.html



しかしもうひとつの現実問題の
地元観光振興、観光収入のため
そこには手を出せない。規制をかけられない…。

ならば。

それができないのであれば
入山料完全徴収で登山者に全面協力してもらい
入山料も1000円から3000円程度に上げ

環境保全、自然保護のための
ゴミ回収費
トイレメンテナンス費
携帯トイレ使用の周知、配布のための費用
に充てるべきではないでしょうか。

(支払ったときに貰えるバッジがありますが
 バッジ納入業者さんには申し訳ないけど
 そんなものに入山料を配分する必要ないと思います)



それが「当たり前」になるよう
みんなで意識し
考えていきませんか。



「富士登山道の野外排泄の問題なんて」
「知らなかった」

こういう方も多いと思います。



でも
知ってしまったのであれば
是非 賛同ください。


一人でも多くの方に
知らせてください。



富士登山に来られて

風景がキレイだった。
御来光がキレイだった。
いい写真が撮れた。
いい運動になった。
いい思い出になった。

それもいいでしょう。



でも
あなたの通った道で過ごす時間は一瞬でも
その後通る人数千数万の人たちのことも考えてください。


そこが何年も何十年何百年と
誰かが通る道であるということを考えてください。


通り過ぎたことで
あとはもう通っても何年後だから
とか思わないでください。



あなたの汚れを置いて行かないでください。

ゴミは持ち帰りますよね。
あなたから出たものも
責任持って持ち帰ってください。


持ち帰るスタイルが「当たり前」になってください。
そのスタイル
その想いが
カッコイイと思えるようになってください。



持ち帰ること = 自然を守ること

いつまでもキレイな富士山
すばらしい富士山を
みんなで守りませんか。




感想、コメント。
シェア、拡散、歓迎します。m(_ _)m






 マーさん@富士の麓で考えるブログ。
 blog  http://voice-of-mtfuji.blogspot.jp/
 Twitter https://twitter.com/maasan_Fuji


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