富士山在住のマーさん@富士の麓で考えるブログ。 です。
富士山のトイレ問題、環境問題、富士山のこれからのあり方について
皆さんと一緒に考えたいです。
ここでは
毎回メディアで取り上げない、登山愛好者の発信するブログでも触れない、
国や自治体などの観光、環境整備関係者もろくにアナウンスしない
「富士山のトイレ事情」について掘り下げて書いていきたいと思います。
*-*-*-*-*-*
なぜ
携帯トイレを持っていかなければならないか。
考えたことはあるでしょうか。
理由はいくつかあります。
その前に一つ。
世界遺産になったから、とか
2年後の再審査の時に向けて、とか
それは今回は置いておきます。
世界遺産になったならない、関係なく、話を進めますね。
富士登山に携帯トイレを持って行くべきな理由
・環境保全、自然保護に反する
・富士登山者数に対して設置トイレの許容量が足りていない
・登山の最中、トイレをしたいタイミングで近くにトイレがない場合がある
・ほぼ一本道のような登山道で
排泄物を放置すると不衛生な上、悪臭が酷い
・そもそも野外排泄は軽犯罪法違反である
・入山規制しない以上、シーズン中設置トイレ外でする人数が毎日毎日数千人に及ぶから
…などございますが
あとあまり知られていないのがコレです。
・富士山登山口以上のような標高の高い場所では
通年低気温であるため
地中のバクテリアが活動的ではないことにより
野外排泄をした場合
埋めようが埋めまいがいつまでたっても分解されず
「そのまま」になってしまう
いいですか
富士山の登山道脇や山小屋周辺でしてしまった
排泄物は
いつまでたっても堆肥にはなりませんよ
たまに
「高山植物の栄養になるからいいんだよ^^」とか
いう〇〇な方がいらっしゃいますが
なりませんから。
悪臭についても
勘違いされていると思いますが
実は酷い臭いを放ち続けるのは
どちらかといえば
ウンチより
オシッコのほう。
オシッコの臭いが残臭がキツイのです。
ションベンくらい、と
立ちションして
スーッと富士山の山肌に染み込まれていくのを見て
消えてなくなった♪
あとは雨でも降れば痕跡が無くなる♪
とか
そんな人が多いのでしょうね。
でも
そんなことも、
ないのです。
去年
山小屋もほとんど閉まっていた
9月18日~19日に富士山に登りましたが
その週の頭は
富士山に大型台風が直撃、そんな天候でした。
(本当は9月16日登山予定だったのをそのためにずらした)
台風一過の後だったため
風もほぼ無風(9合目まで)
とてもいい天気の中、登ることができました。
台風の大雨が流してくれてれば
登山道や山小屋周辺の
野外排泄の痕やその臭いは
きっと無くなってしまっているのだろうな
と
登るまでは
そう思っていました。
でも
違いました。
シーズンピーク時と違って
あきらかに登山者が疎らにしか居ない
8合目以降など
我々3人しか登っていない
そんな中でも。
※↑9月に入ったためバリケードされた山小屋のトイレの入口
辿り着く山小屋山小屋の周辺、裏。
もう半月以上閉店していて
登山者も大して訪れていないそんな山小屋なのに
数ヶ月
掃除していない駅のトイレのような臭い…。
ああ
台風程度ではキレイに
洗い流されないんだ…
登山道途中でもありました。
オシッコの臭い。
ウンチ。
※ウンチはモザイク付きにしました
※ウンチと拭いた後のティッシュは別の場所です(昼と夜なのでわかりますね)
この時
思いました。
このままではいけない、と。
マーさん@富士の麓で考えるブログ。
blog http://voice-of-mtfuji.blogspot.jp/
Twitter https://twitter.com/maasan_Fuji
*-*-*-*-*-*
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。